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2012年1月

数の子

 数の子を作ってみた。塩抜きをするのだが、塩水で塩抜きをするそうだ。塩を抜くのに塩分のある水?へっ?と思ったが、その方がほどよく塩分が残っていいらしい。

 6〜8時間ほど塩水につけ、薄皮をはいでまた6〜8時間ほど塩水につける。けっこう手間がかかる。かつおと昆布でダシをとった煮汁にまた一晩冷やす。

 初めて作った。とゆうのも、母が数の子が嫌いで、我が家の正月のメニューに数の子はない。昔からそうなので、本来食わず嫌いになるところだが、この食いしん坊(私)は母親の影響など全く受けず、よそさまでおいしい数の子をいただき、味をしめてきたのである。

 おおっぴらに数の子を食べられるようになったものの、作り方は他人様まかせ。それではダメだとちゃんと作ってみたら、これがおいしいのなんのって。

 食べ歩きは、こういうところで役に立つものである。数の子が好物の従兄弟におすそわけをしてあげると、たいそうおいしいと太鼓判を押された。

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おいしく出来上がった数の子。

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贈り物

 先日、KABの女帝のかおりんが我が家へやってきた。しょっちゅう会ってはいるけれど、我が家でゆっくりは久しぶり。
 母と二人でお煮染めや天ぷらなど用意して待っていた。かおりんは、母にとっては娘的存在。「かおりんはいつも食事を作ってばかりだけん、家に来たときぐらいはなーんもせんでよか。家じゃ里帰りと思ってくつろぎなさい」と言う。

 話が盛り上がり気づけば12時近く。コケボン(かおりんの息子さん。かおりん愛称がコケ坊だから、息子はコケボン)の学校のお弁当を作らないですむようにと、お煮染めや天ぷらなどのおかずを持たせて帰すと、「これで明日は少しだけ寝坊ができる!」と喜ぶかおりんを見て、母が健気でたまらない…と漏らす。

 翌日、かおりんからお花が贈られてきた。私たち親子が大好きなイブ・ピアッチェとストロベリーミルフィーユのバラを散りばめたアレンジだ。優しい気づかいと心配りに頭が下がる。母といつまでもステキな贈り物を眺めていた。

Photo かおりんから健気なメッセージが添えられていた。

2 甘い香りを放つ、イブ・ピアッチェ。大好きな花だ。

1 愛らしくてたまらないストロベリーミルフィーユ。何日も何日も眺めている。

3 母への思いを察することができるカーネーション。どの花からもかおりんの思いが伝わってくる。

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上田兄餃子楼のきゅうりのたたき

 仲良しの上田兄のお店、『上田兄餃子楼』が我が家の近くにオープンしてはや二カ月。すでに数件のお店が増えて、どの店も繁盛している。

 先日、お煮染めの材料を買いにスーパーに行ったついでに、お店をのぞいたら兄がいたので寄ってみた。
 プップーッ!とクラクションをならすも、「何?」ってな顔をする兄。そりゃそうだろ、マスクに帽子にジャージ姿の私。しかも 乗っている車はあの緑のミゼットだ。
 どうやら変質者と思われたようだ…。

 「俺だよ、俺」(私)。そう言うと、「あのね〜、あなた、どうしていつもちゃんと登場できないの。で、今日は何?」「ただの冷やかしだい。じゃ、帰る」「おいっ!」

 話は変わるけれど、『上田兄餃子楼』のメニューの中でも、きゅうりの叩きは最高においしい。塩もみしたきゅうりを叩いて、ネギとゴマ油で和えたシンプルなものだけど、これがお酒によく合うんだな。家でも簡単に作れますぜ。
 でもでも、ちゃんとお店に行って食べてあげてください。いい人です、兄は。

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これは、『上田兄餃子楼』のきゅうりのたたき。おいしいでっせ。


 

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まどろみ

 近頃、春が来たような暖かさが続く。風のない日の冬の日は好きだ。陽光の柔らかさが肌に優しい。
 晩秋のおとなしい光も好きだ。切なくないのに胸がキュンとなる、旅愁に包まれるときのときめきのような。

 一年中、晩秋や春日和だったら、世界は平和かもしれない。いつもがそんな優しい気候だったら、人は争ったり、傷つけたりはしないだろう…。仕事、仕事。

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シャンパンのフタで作られた椅子。イタリアンレストラン『モト』でいただいたもの。

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ザル

 ずいぶんと長い間、我が家の台所で活躍している小さなザル。夏はザルそうめんやうどんに、洗った野菜を置いたり、蒸し万十をのせたりと、シイタケや切り干し大根を干したりと、活用の幅は広い。

 ステンレス製のザルもあるけれど、結局、竹で編んだザルを使う。亡き祖母は、ザルをひょっと手に持ちふりあげて、ひょうきんに踊っていたっけ。母もたまにする…。そういうとこって、親子なんだなぁとしみじみ思ってしまう。

 竹ザルは台所に干しておいても様になる。これがステンレス製のだとだらしなく思えるも、竹ザルだと、しっかり台所仕事をしているように受け止められるから不思議だ。
 母が言うには、茹でた青菜をのせるのは竹ザルに限るそうだ。茹でた菜を水で洗い軽く絞っておいておくと、ほどよく水分を吸い取ってくれるのだそうだ。

 我が家にはいくつもの竹ザルがある。そんな台所習慣を私も引き継ぎたい。

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使い込まれた、我が家の竹ザル。

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ベルギー絨毯

 ベルギー絨毯がバーゲンで驚きの価格で売られていたので即買いしてしまった。ベルギー絨毯の肌に優しい風合いと模様が気に入ったのだ。

 早速敷いてみるととてもステキだ。ベルギー製だが和風の家に映える。本家の座敷だとさぞやステキだろうと、デパートの外商を通じてもう1枚買ってしまった。

 敷いてみると思った通り、大正時代のハイカラな雰囲気がかもし出ている。あの時代のインテリア感覚が大好きだ。最近、モスグリーンのベルベットを張ったアンティークの椅子もいただいてきて、本家の縁側に置いてある。

 歴史のあるものは、どんなにお国柄が違っても、うまく融合することができるのだ。

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ベルギー絨毯。なめらかで肌触りがいい。ペタンと薄くて、オールシーズン愛用することができる。これはお買い得であった。

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ひな飾り

 押し入れを片付けていたら、張り子のおさるさんのお人形が出てきた。そこで、本家の座敷にひな飾りをしつらえてみた。背後にはお手玉を散りばめて。
 お手玉は、母と私が旅に出るたびに、いろんな土地で見つけてきたもので、張り子のお人形は十数年前に京都で購入したと記憶している。

 これはこれで、可愛らしい春の飾りである。

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おさるさんのひな飾り。

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安倍川餅

 午後3時のおやつに安倍川餅を作った。スタッフに食べながら、うんちくを一節。「そもそもなんできな粉餅を安倍川と呼ぶのかというと…」。

 安倍川餅は静岡県が発祥。安倍川という川岸の茶屋に家康が立ち寄ったおり、茹でた餅にきな粉をまぶして献上したという。きな粉を安倍川の上流で取れる砂金に見立て、当時貴重だった砂糖を使ってある。その甘味を家康はたいそう気に入ったらしい。

 これは静岡での取材で仕入れたうんちくである。安倍川が流れる地区には、きな粉餅の専門の茶屋がいくつもある。あんこ仕立ての餅もおいしかった。

 きな粉に砂糖と塩少々を加え、茹でた餅にまぶしていただくと懐かしいおいしさが広がる。今年はきな粉餅をよく食べる。あ〜、炭水化物ダイエットがまた遠のく…。

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餅の下にはたっぷりのきな粉を敷き詰めてある。コロコロと餅を転がしてきな粉をたっぷりとつけて食べるのだ。何個でもいける。困った。

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冬の蕾

 小さなバラ園。冬の間、バラたちを充分に休ませてあげなければならない。株のまわりを丸く掘って肥料をたっぷりとほどこしてあげた。

 「ゆっくりお休み」と葉を落としてあげるも、命の証を伝えるように数枚の弱々しい葉を茂らせ、蕾をつける。そこへエネルギーを注ごうとする姿が痛々しい。
 この季節の蕾は摘んであげた方がいい。花を咲かせる活力を抑えてあげると、その分力が蓄えられる。とはいえ、せっかく結んだ蕾を捨てるのは可哀想だ。

 摘み取った蕾を水に挿してあげた。花を咲かせるかどうか分からないが、蕾のままに命を終えさせるのはたまらなく切ない。

 初夏に咲き誇るバラも美しいが、冬の蕾はまた、ままならぬものを貫こうとするその強い意思に惹かれてしまうのである。

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ルイ・14世とイブ・ピアッチェの蕾。どちらも花開く瞬間には濃厚な香りを放つ。

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菜食主義

 ベジタリアンではないけれど、我が家の食事は野菜が中心である。野菜料理だと胃にもたれず体が重く感じず(重いが)、元気でいれる気がする。

 野菜バイヤーのN氏から、よく上等の野菜をいただく。先日、菜の花をいただいたので早速おひたしにした。昆布とカツオでダシをとり、薄口しょう油を少々、日本酒を加えた汁に一晩ひたしておくと、おいしい菜の花のおひたしができた。

 近頃、母の得意料理が揚げゴボウの甘辛。柔らかい水田ゴボウの天ぷらの揚げたてを、甘辛のしょう油仕立てのタレにつけるだけ。これが実においしい。

 田舎野菜料理研究家にでもなろうかな。

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菜の花のおひたし。いいお味に仕上がりました。成功。

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母が最近凝っている、揚げゴボウの甘辛。おやつがわりにもなる。

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アフタヌーン

 午後3時、腹減って仕方がない。デパートで買い物をしながら、母とイライラ。ならばお腹を満たしてから買いものをしようと、アフタヌーンともいうのにガッツリ食べる。

 母はトマトソースのパスタ。私はチキンと野菜のグリル。焼きたてのパンと一緒にワッシワッシ食べると心もおさまり、のんびりムード。

 さて買いものの続きをと繰り出すが、人間、お腹がいっぱいのときって物欲も半減するものである。欲しかった洋服などどうでもよくなり、珍しく地下の食料品売場ではお惣菜を購入しなかった。満腹はある意味、倹約につながる。

チキンと野菜のグリル、バルサミコソース仕立て。これはおいしい。そしてヘルシー。

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福玉

 昨年の暮れ、大阪の従姉妹から可愛らしい贈り物をいただいた。「福玉」。麩でできた球体の中にはお菓子や縁起物の小物が入っている。

 これは、祗園の舞妓・芸妓たちが、年の瀬にお茶屋さんの挨拶回りをするときにいただく年玉のようなもので、元旦に開けて楽しむのだとか。

 京都の祗園アレルギーは未だ残っているものの、こうした可愛らしい風習を知れば、花街文化の良さを見直さずにはいられないのである。

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福玉。丸くて可愛らしい麩の中に、豆菓子や縁起物が忍ばせてある。

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陽の当たる合間に

 近頃は曇りがちの冬の空。ネズちゃんは好きな日光浴ができなくて、少しイライラ。その代わりのリクエストが抱っこ。ネズはお顔を私の胸にくっつけて眠る。私の匂いを確かめるようにして眠るのだ。その表情の愛らしいこと。

 少しだけ太陽が顔を出した。急げ、急げとネズちゃんと玄関先へ走って日光浴。なんともご機嫌な表情である。早く、春が来るといいね。夏は嫌いだけど。

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このご満悦な顔。嬉しいときのネズは目を細めるのだ。

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七草がゆ

 七草がゆには一日早いけれど、土曜日は仕事が休みなので、本日スタッフと一緒に健康を祈願して七草がゆを作って食べた。

 最近はスーパーに七草がゆセットが売られている。セリ、ナズナ(ペンペン草)、ゴギョウ(母子草ともいわれる。黄色い花が咲く)、ハコベ、ホトケノザ、スズナ(蕪)、スズシロ(大根)。これを刻んで炊いたお粥さんに入れ、塩で味を調整する。

 本日も寒さ厳しく、炊いたばかりの七草がゆの温かくておいしいこと。近頃は先人たちの暮らしに学ぶこと多く、シンプルさの中に奥深い知恵があることに感動するばかり。時代に逆行するように生きてみるのもいいかもしれない、とよく思う。

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セリ、ナズナ、ゴギョウ、ハコベ、ホトケノザ、スズナ、スズシロの7種類の野草と野菜で七草がゆを作る。
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塩味がほどよくきいた、温かくておいしい七草がゆだった。

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仕事部屋

 自宅の2階を仕事部屋にしていたけれど、狭くなってきた。いや、狭い。スタッフのプライベートな時間も私の秘め事も筒抜け。どうにかせんといかんな、と前々から思っていたけれど、物理的に解決の糸口がつかめず。

 そこでひらめいた。現在、私が管理している母の本家の物置部屋(本間で10畳もある。江戸間で15畳ほど)を改築し仕事場にしようではないか、と。
 本家の名義はおばが亡くなる数年前に譲り受けた。敷地は300坪ほどあるだろうか。庭の手入れや建物の修理の維持管理など思いの外費用がかかるが、それは継ぐ者の義務だと思っている。

 広い座敷と仏間はそのままに、奥の部屋の改装をそろそろ着手しようと思っている。イメージは温泉郷で出合ったカフェ。古い建物をそのままにステキに利用しているところを参考にしたい。壊すのは簡単だけど、風情を作りなおすのは大変。本家の昔ながらの情緒を生かして、なるべく低予算でのデザインを構想中である。

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こんな感じの仕事部屋ができたらいいな、と思っている。漆喰の壁、陽の当たる部屋、古いものが元気に溶け込む空間。

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違和感

違和感
初詣での駐車場の看板。何か少しおかしかないか?丸の位置、そこじゃないだろ。商売がら、こういうのが気になるんだな。あぁ、明日から仕事。入稿だ。はじまる、はじまる、今年の仕事がはじまる。きばりまっせ!

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初詣

初詣
毎年恒例の初詣は、高千穂の天の岩戸 神社。箱根駅伝のもようを車中で観戦しながら行ってきた。参拝のあとは、いつも立寄るうどん屋さんへ。おばちゃん二人で切り盛りするお店で、ここの、地鶏そばは最高においしい。
店のおばちゃんから、福顔をしていると言われた。なんだか、自分にご利益があるようで嬉しくなる。

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新年

 明けまして、おめでとうございます。新しい年がスタートしましたね。

 暮れからずーっとバタバタで、大晦日は三角の郡浦の『小魚屋(ととや)』のお母さんのおせちの盛りつけをお手伝いしてきました。初めての経験でしたが、あれはやると相当楽しいものです。年末の慌ただしさって大好き。あれよあれよという間にお正月です。

 今年はいつもより早起きして、クゥちゃんの散歩からスタート。午前8時も過ぎているというのに、元旦は静かなものです。車一台通りません。家々の窓のカーテンもしまっていますが、台所には灯りがちらほら。お母さんたちが台所で雑煮を作っているのでしょう。

 母と例年のごとく雑煮を作り、本家の仏壇にお供えして後、あらためて温めて食べました。やっぱ、母の作る雑煮はおいしいです。
 暮れに造形作家のガジュから龍の置物が届きました。昨年は可愛らしいうさぎをいただき、おかげさまで一年中茶の間で見守ってもらったものです。今年は龍。これがまた愛らしくて。12月31日の午前0時にうさぎから龍へと担当配置をかえました。

 どうぞ、みなさまにとって、この一年がステキな年でありますように。

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ガジュから届いた干支の置物。今年は龍です。一年、お世話になります。

Photo あらたにお鏡さんの飾り物を買い換えました。昨年のも、隣に飾っています。

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毎年恒例の「笑門」のしめ縄。三重県は伊勢のしめ縄です。もう十数年近く、同じデザインのものを飾っています。

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もち、サトイモ、大根、ニンジン、シイタケ、かまぼこ。全てが丸くおさまるようにと、どの材料も丸く切ってあります。今年はゴボウを揚げてみました。おいしかった。

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