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2010年10月

カボチャパン

 カボチャの甘いペーストが入ったカボチャパンが好きだ。阿蘇市一の宮駅前にあるパン屋『リッチ・モンド』のカボチャパンを、阿蘇の女将が遊びに来るときはいつも土産に持って来てくれる。私と母の大好物で、その店のカボチャパンが食べたくなった。

 「カボチャパン食べてー」と言うと、「コンビニで焼きたてのパンを買ってきて」と母。日曜日は炊飯するのが面倒だったりしてたまにパンで朝食をとる。散歩がてら近所のコンビニへ向かう。コンビニといえども、おいしい焼きたてのパンがあるのだ。

 ノーメークだけど気にしない。ジャージ姿でも堂々と入店する。だって、ジモティーだもの。と、陳列棚に「新商品です」とあった。なんとおいしそうなカボチャパン。こりゃこりゃと早速3本ほど買って入れ立ての珈琲と味わう。うーむ、なかなかおいしい。
 母なんぞは、夕べ作ったカボチャスープでカボチャパンを食べている。まさにカボチャ尽くし。今年は実によくカボチャを食べたな。カボチャに礼を言わなければな。

 そう言えば学生の頃、夜遅くに鶴屋百貨店前に友だちと立っていたらナンパされそうになったことがある。「おーい、おーい」と車の窓を開けて私たちを誘ったヤンキー野郎は、私が振り向くやいなやこう言った。
 「なーんや、カボチャじゃにゃーや」。あの屈辱は今でも忘れることができない…。

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カボチャの甘いペーストを挟んで焼かれたカボチャパン。胡麻ものっかってます。おいしいです。

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咲いた咲いた

 一年前にいただいたミニカトレアが花を咲かせた。台所の陽の当たる場所に置き水をあげてただけで特に何もしていないのに、見事に開花してくれて感激している。

 肉厚の葉の間から茎が伸び始め、キラキラとした粘りのある樹液がべっとりと茎にまとわったかと思うとそこから小さなつぼみが生まれた。まるで出産に立ち会ったようで、命の神秘を見せてもらった。
 日ごとつぼみは大きくなり、やがて太陽に向かって淡い桃色の花びらを開かせる。今度は淡い色の花びらの中から濃い花びらが姿を見せる。ゆっくりと花びらが開き始めると、抱いていた赤子を披露するかのように花弁をのぞかせる。

 蘭は育てるのがむずかしいので、せっかく胡蝶蘭とか高価な鉢植えをお祝いでいただいても育てる自信がなく、蘭好きな従兄弟の家に里子に出していたが、ミニカトレアはなぜか手元においておいた。
 こうして再び開花する姿を見れば、嬉しさはひとしおである。ありがとう。

Photo なんにも手をかけてあげなかったのに、こうして立派に咲いた。

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台所でミニカトレアの成長を見守る二人。

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買い食い

 小さい頃、毎日「買い食い」をして帰った。近所のよろずやで買って食べてたおやつが「てんぷら」。魚のすり身にパン粉をつけて揚げたものだが、これを道々食べながら帰るのが何よりの幸せであった。

 「てんぷら」が並んだ什器にはコロッケやおいなりさん、そして「あずま団子」という甘い物まであった。「ガチャッ」という音がする扉を開けて好きなものを手に取った。他の女の子は迷わずお団子を買い食いしたが、私はいつも「てんぷらのお団子」だった。そう、あの、丸くまとめた練り物をフライにした串し揚げだ。

 昨日、仕事の帰り、嘉島町(江津湖のほとり)にある『前田商店』で久々に買い食いした。この店はあの懐かしい什器が健在で、てんぷらを数種類揃えて売っている。
 実は時々、小腹が空いたときに立ち寄って買い食いする。いつも通りてんぷら団子とタマネギが入ったてんぷらを買い食いしたら、小さい頃に「おいしかっ!」と感じたのと同じ味がして涙がチョチョぎれた。

 「ブログに載せていい?」と言うと、「うちは田舎の店で、た〜だ古かだけだもんなぁ…。こがんとが面白いとかい?」と『前田商店』のおばちゃん。
 幼い頃の好物の思い出は、どんな高級グルメにも勝る大切な味覚の記憶。『前田商店』は私の隠れ家的店で、しかも、ビールも煙草も売っている。なんと愛すべきよろずやなのだろうか。おかげで買い食い癖が治らない…。

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「てんぷら」は1個100円均一。おいなりさんやコロッケもある。昔はあずま団子も置いてあったと思う…。『前田商店』での「買い食い」は「痛風恐怖病」の私の楽しみのひとつ。

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空が…

 秋めいたかと思ったら、すっかり晩秋の空の色。あぁ、旅に出たいなぁ。港まで走って、長崎まで行ってみようか…。
 このまま仕事をほっぽり出して、忽然と姿をくらまし、さすらい人になろうかなぁ。恋人でもいたら、愛の逃避行なんてしてみたいものだなぁ。

 と、ろくでもないことを考えていたらうちの事務所から「もうすぐ検版の時間です。急いで新聞社に向かってください」と無情な連絡。

 かしこまりーの、かしこまりー。

Photo_7 一瞬、心は揺らぐも、左に曲がることなく、まっすぐに車を急発進。お仕事、お仕事。







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慌ただしい一日

 昨日は慌ただしい一日だった。午前中まで、プレゼンのラフや資料をせっせと用意し、東京で予定されているインタビューの仕込みをあっちこっちへ連絡島倉千代子で着地させ、午後からは降版作業、ふぅ〜。

 夕方から会食だったがバタバタと家を出てきたので髪はグチャグチャだわ、化粧はこっぱげてるわ…。だからその前に、友人のサロン『レ・カン』へ。

 『レ・カン』は西尾ご夫妻の店で並木坂通りに面するビルの2階にある。階段を上っていくと右手にステキなサロンがある。西尾りえこさんは古くからの友人。結婚前の愛称で「しもちゃん」と呼んでいるが、見違えるようにきれいにしてもらって夜の街へと繰り出した。

 会食の場では「うこんの力」を用意されていた。「今夜はしこたま飲みましょう!」というサインか…。『吉鳥』は今月2回目だ。「提灯」なるものをオーダーしてもらう。「玉ひも」と呼ばれる、卵が通るホルモンの部位にキンカン(卵の赤ちゃん)がついてて、ぶら下げるとちょうど提灯のようである。タレ焼きで、小さい卵を食べると口の中でパンッとはじけ、濃厚な生卵の黄味のおいしさが広がる。ワインと一緒にパクつく。

 仕事の話の中で旅企画があがった。「かずさんのおすすめの旅は」とおっしゃるので、「函館でしょうっ!」と即答。大好きな函館にまた行くことになった。

 2軒目は知り合いのショットバー。楽しく飲んでいると、テレビ局のN先輩から電話。例の如く別局の親友のF先輩と飲んでいるという。クライアントもよく知っているメンバーなので合流。すると、広告代理店の支社長も参戦。なんだか飲み会の構図がぐちゃぐちゃになってきた。

 4軒はしごして飲んで騒いで帰ったのは真夜中。長く楽しい一日であったが、眠っ…。

Jpg_2 『レ・カン』の西尾夫妻。会食の前にきれいにきれいにしてもらった。楽しい話でみなさんと大盛り上がり。向こうにいるのは西尾氏の甥っ子。すばらしくイケメンですぜ。夫妻のブログもおしゃれです。上記の『レ・カン』をクリックして、二人のステキな生活をのぞいてみてください。

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今月で2回目の『吉鳥離れ』。モダンでお洒落な雰囲気の中で、おいしい焼き鳥を出してくれる。もちろん、銀杏も食べたよ。

Jpg_3 これが提灯。キンカンという卵部分がまるで提灯の明かりのよう。口に含んだ瞬間、濃厚な生卵の黄味がバッと広がる。実においしいです!手モデルはクライアントの秘書の方。おそれいりますです…(汗)。

Photo_2 右からF先輩、S氏、広告代理店の支社長のS氏。これでも、ロックな男たちなのだ。N先輩の写真は掲載基準を満たさなかったため却下。

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まかないご飯

 急に寒くなった。ってんで、家のまかないご飯もあったかいものに変わる。冬によく食べるのが誰かが名付けた「昼からすき焼き」。昨日のお昼のまかないに登場したが、ビールを飲みたくなるのをグッと我慢して、ご飯をモリモリ食べた。

 すき焼きの具を生卵につけて食べるが、最後はご飯を少し残しておいて、甘い割り下が混ざった生卵をぶっかけて食べるのが好きだ。これは、親友の佳代がそうやって食べたのを同じようにやってみたらおいしくて驚いた。

 今日は母ちゃんがいないので、当然ながら、まかない飯は昨日の残りのすき焼き。奈奈美にうどん麺を買いに走らせよう。本日は「すき焼きうどん」なーり。あんまり欲張って食べると夜の楽しみが半減するからほどほどに。

 夜はクライアントと会食。「好きなものをリクエストください」と言われ、「土瓶蒸し!」と答えようと思ったが、土曜日に寿司屋に行くことになっているので、『吉鳥』でおいしい焼き鳥と銀杏とワインでやりましょう、と提案した。

 会食がある日は朝からルンルン。心底、私は食い意地が張ってる女だと思う。しかし、今日は降版作業があった。おっと、プレゼンのラフと資料を提出せねばならない。あいちゃ〜、阿蘇の女将からの依頼物も受けていた。そうだ、イチロー似の社長のところの仕事もあった…。

 みんなこのブログをのぞいているので、食って飲んでお気楽に騒いでいるのがバレると言い訳が通じなくなる。素直に日常を報告するのも考えものだな…。

Photo みんなで、やーっ!と箸を鍋にのばして食べる。すき焼きに夢中になっていると、いつも白ご飯を食べるのを忘れる。

Photo_2 「おっ、『昼からすき焼き』の登場ですね」とご機嫌のえっちゃん。こっち向いて!と言うと、なぜか卵の殻を見せて。意味わからん…。

Jpg奈奈美もこの笑顔。先日、記事中の改名騒ぎがあった日、「そう言えばかずさん、私の名前ですが『菜菜美』ではなくて『奈奈美』なんですが、あれはわざとですか?」と言われて反省…。もう2年もそうやって使っていた。ごめんね、奈奈美。

Jpg_2昼になると、台所から「ご飯よーっ!ご飯、ご飯、ご飯っ!」と節子の雄叫びが聞こえてくる。仕事先の人と電話で話していたら「そちらはお昼ご飯の時間のようですね、いいなぁ(笑)」と笑われたことがある…。

 

 

 

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インド料理

 「おいしいインド料理ば食べに行くバイ!」。『プティ・パリ』のつたよ様からのお誘い。舌の肥えたつたよ様おすすめの店だもの、そりゃおいしかろう、と即答した。光の森にある『SANJI』がそうだ。松橋、八代、福岡にも支店があるそうだ。

 ディナーのメンバーは、KAB(熊本朝日放送)の門垣会長、つたよさんとご主人の勝也さん、KABの西岡女史、母と私の6人。席につくやいなや、インドのビールで乾杯!このビールだが少し甘い。インドは辛い料理が多いので飲料類は甘めのようだ。

 スパイシーなポークティッカ(骨つき豚肉をカレー味でまとってグリルしたもの)、シークケパブ(羊の挽肉をつくねのようにして焼いたもの)、タンドリーチキン(ヨーグルトや香辛料に漬け込んだチキンを串にさしてタンドールという窯で焼いたもの)、ジャガイモのサラダなどなど、次々に出てきて、みんないっせいに食らいつく。旨い!どれも、ぜーんぶ旨い!
 インドのワインが始まったかと思うと、アフリカのワイン、そしてフランスワインへ戻るという具合で、箸もすすむが会話も途切れず。

 料理に多く使われていたのがニンジン。と、つたよさんが「ねぇケービィー(会長のこと)、ニンジンの原産国ってどこ?」「知るか」「ちょっとケービィー、そのタレ辛いって!顔が真っ赤だけん!ちょっとちょっと!」「うまか〜」
 こんな会話が続く。そろそろカレーを食べようということになる。辛さの度合いが5段階ほどあった。「私と母(家のかーちゃんのこと)はおこちゃま仕様、で、ケービィーは一番辛いの食べてみて」とつたよさんが言うと、「人体実験かっ!」と会長。

 会長が食べたカレーは4。ヒーヒー言いながら頬ばっていらっしゃる。そんな会長を見てパキスタン人の奥様が「私たちだって、よう食べない…」と一言。ヘビースモーカーの会長の煙草がきれたので、私の煙草を「どうぞ」とすすめると、「いやいや、あんたからもらうと高くつくから…」と会長が敬遠なさる。「なに、遠慮なさらず何本でもどうぞ」「ではでは」と会長がニッコリ笑って煙草を3本ほど手にするやいなや「3000円、いただきま〜す」「やっぱり…な」

 あっという間の楽しい時間だった。たっぷりのごちそうにあずかって、次は我が家で田舎料理パーティーとあいなった。会長も自慢料理を出品なさるそうだ。勝也さん、つたよさん、ごちそうさまでした。
 ちなみに、ニンジンの原産国は「アフガニスタン」だそうですぜ。

 

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会長のこの笑顔。なんでも許してあげたくなる。

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母、つたよさん、勝也さん、会長、西岡女史と楽しい時間だった。ステキな人たちと一緒に、おいしいものを囲むって幸せ。

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インドのワイン。上質なイメージからほど遠いと思っていたが、飲んでみるとおいしいこと。二日酔いなどしなかった。

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骨つきの豚肉をカレー味で味つけしグリルしたポークティッカ。抜群においしい!

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ポテトのサラダ。茹でたじゃがいもときゅうりを特製のドレッシングで和えてある。スパイシーな料理が続くと箸休めになる。

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ここのナンはめちゃくちゃおいしい。ナンを食べて感動したのは初めてだ。タンドリーチキンやシークケパブは、すぐさま食べて、写真を撮る暇がなかった。2
コロッケのような具材を小麦粉の皮で包んで揚げたもの。この向こうに、かすかにタンドリーチキンの姿が見えるが…。

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きさくな店の人たちが「厨房においで!」と、タンドール(窯)を中を見せてくれた。のぞくと熱いのなんのって。おいしいチキンとナンが焼かれていた。

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インド料理を作っているパキスタン人のコックさん。手際がいい。

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母国料理といえども、味のセンスが試される。『SANJI』はおいしい。ニューヨークで天丼が食べたくなって日本料理の店で高い金はらって食べたが、驚愕のまずさ。日本人のふりをした中国人がやっていた。あれは、今でも許せねー!

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コミック

 漫画博士のきみこちゃんから借りているコミック本をスタッフの目を盗んで読んだ。忙しく仕事に追われている彼女らを前にすれば堂々とはさぼれない…。

 こっそりデスクの下で膝の上に置いて読む。田渕由美子さんの特別編集本とくらもちふさこさんの「東京のカサノバ」だ。田渕さんは中学から高校に向けて夢中になった漫画家で、美形の男子に恋をしたりして。そんな時代もあったのだ、私にも。

 くらもちさんの作品は20代になってから夢中になった。これまでの漫画のイメージを覆した構成とタッチに感動したものだった。何より、都会的な匂いがした。

 読み返すと、当時のことが走馬燈のように蘇る。昔、何度も同じところを読んでは胸キュンしたように、今でもやっぱり同じところで目が止まり、小さくキュンとうずく。
 あれから数十年、全身に毒がはびこった女になりさがったとはいえ、これでもピュアな心はわずかながらも持ちあわせているのである。

 と、「原稿のチェック、お願いします」「デザインの確認を」。ずっと下を向いて読みふけっている私をスタッフがイヤミな声で襲う。
 コホンと一つ咳をして、チェックに入る。「何この原稿?おめー、小学生じゃねーんだから!」「どうしてこうゆー変な間を空けるかいなー、チッ!」

 「また始まった…」といわんばかりに奴らは意識を遠くに追いやり、聞かないふりをしている。コミックでときめいたのもつかの間、いつもの毒舌の私に戻っていた…。

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田渕由美子さんの特別編集本と、くらもちふさこさんの「東京のカサノバ」。懐かしい!と思う人も多いはずです。

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紫式部

 紫式部。平安時代の人気女流作家である。有名な作品は、「源氏物語」。源氏の君の恋物語だが、おばさまからギャル、人妻だろがなんだろが、女という女を相手にした華やかなプレイボーイの素行が描かれている。

 実は源氏物語を読んだことはない。それでもなんとなく知っているのは、「あさきゆめみし」というコミックをパラパラと読んだからかもしれない。漫画といえどもバカにしちゃいけない。あのストーリーが描けるということは、源氏物語を読破されているわけで、他にも相当な資料を集めて調べられているに違いない。

 紫式部だが、宮中でも力を持った女性だったらしい。現代の紫式部と言えば、やはり林真理子さんを思い浮かべる。

 「源氏物語」は、林真理子さんは勿論、瀬戸内寂聴氏も書いているが、林真理子さんの「六条御息所源氏がたり」の方が興味がある。
 悲劇の女性といわれた六条御息所の目を通して帝(みかど)とのことが描かれているらしく、これまでの源氏物語とはまた違った恋愛観らしい。この本、すでに購入してはいるが、実はまだ1ページもめくっていない…。

 この季節、「紫式部」という花が咲く。名前の通り、紫色のつぶつぶが集まった花である。見ると、思わず粒をギュッと押しつぶしたくなる。つぶしたら紫色のエキスが出るのかしらん。テレビの通販のCMみたく、「普通のブルーベリーと北欧のビルベリーは違いますよ」みたくやってみたくなるのは私だけだろうか…。

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紫式部さん。一度結婚し夫と死別しているらしい。宮中の上司と不倫していたという説もある。源氏物語の奔放な恋愛物語を書けた人だもの、ねぇ。

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「紫式部」という花。美しい紫色をしている。

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KAB元気フェスタ

 KAB(熊本朝日放送)のイベント「元気フェスタ」に行って来た。「我が社と洋菓子店コラボのケーキを買いに来るように!」というN先輩から命令が下る。会場はグランメッセで自宅からすぐ。「ケービィーにぜひ会いたい!」と言う母と出かけた。

 盛況だった。会場内のステージでは楽しいおしゃべりが繰り広げられている。英太郎や松永壮、ばってん城次さんがいた。客席から手を振る。早速、英太郎が気づいてニッコリ笑って手を振ってくれた。壮君も「ちわー」と笑顔で。あとは城次さんだが、おしゃべりに夢中でこっちに気づいてくれない。何度も手を振るが、気づかない。
 英太郎が「もう充分確認したけん…」とでも言うように、なだめるように手を振り返す。だから、あんたじゃないって、城次さんだってば。

 やっきになっていると関係者の方から、「福永さんたら、素人さんじゃないんだから」と笑われた。玄人も素人もくそもあるか、こんなときに。

 と、かおりんを発見!母を見つけて飛んできてくれた。N先輩もいた。あっ!ケービィーがやってきた。となりには地デジカもいたが、ケービィーの貫禄に負けているようだ。「母ちゃん、一緒に写真撮ってもらいな!」。母がケービィーのとなりに立つとちっちゃなお友だちも集まってくる。ママたちが写真を撮る中に入って私は母を撮った…。

 しばらく楽しんで会場を後にしようとしたらKABの会長さんとバッタリ。「まぁ、やっとケービィーにお会いできた!」と喜ぶ母。以前、会長にごちそうになったお礼を言いたかったようだ。母が会いたかった「ケービィー」とは会長のことだったのだ。どうやら、二人の違いがわかってないようだ…。

 KABの元気フェスタ。日曜日の本日も盛況開催中。ぜひぜひ、おでかけください。

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ステージでは英太郎たちが楽しいおしゃべりを繰り広げていた。

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「せっちゃん」と母を可愛がってくれているN先輩と、母の日には毎年お花を贈ってくれ母を慕ってくれるかおりんと。節子、嬉しそう。

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ちびっこにまじってケービィと地デジカと記念撮影する母。ケービィの横で遠慮気味な地デジカ。その手の組み方に性格があらわれている。

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爆発台!といわれた幻のパチンコ機種「エキサイト」。悲喜こもごもの思い出がある。「バチプレTV」の番組ブースで発見。懐かしくて、しみじみ見入ってしまった。

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手羽先。母と差し向かい

 近頃、母が夢中になっているのが手羽先。鶴屋百貨店B2Fにある肉屋『加茂川』の手羽先がおいしいと、しょっちゅう買ってきて「焼いてくれっ!」とオーダーする。

 以前は、手羽先に丁寧に塩コショウをまぶしていたが、近頃はビニール袋に手羽先を入れたまま塩コショウをパッパとふり、キュッと袋の口をしぼり膨らませバサバサとシャップルしたものをお魚焼きコンロで焼くだけ。

 あまりにも雑なので母が「ちょっとぉ、も少し丁寧にやってくれんかね。愛情が足らん、愛情が」と不満をたれる。「んなら自分でやれば?」と私。

 焼き上がる頃ともなると、濡らしたタオルを母が用意する。焼き上がった手羽先をグニャリとひねると、骨をそぐように身と皮がうまいことはがれる。「フーフー、フマハ〜(フーフー、うまか〜)」と母。「ハンニ、ホヒシハ〜(ほんに、おいしか〜)」と私。
 急ぎの仕事を抱え、珍しく週末に飲みに出かけなかった。たまには、ゆっくりと家飲みもいいものだ。肴は母の笑顔、なんつって。いかんいかん、こんなこと書くと、あいつがまたつけあがる。


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手羽先大好き親子。最後の1本は、いつも醜い争いになる。

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万田坑

 かつての日本の近代化を支えた炭坑のひとつ、万田坑(まんだこう)。現存する貴重な炭坑跡である。閉山されたのは実は平成に入ってからのこと。すでに鉱山としての機能は失っていたが、地下水の管理が近頃まで行われていたから、奇跡的にこうしてその姿をとどめることができたらしい。

 ♪月が出た出た月が出た ヨイヨイ 三池炭坑の上に出た あんまり煙突が高いので さぞやお月さん煙たかろ サノヨイヨイ♪

 空高く突き出た煙突の高さを自慢した炭坑節は福岡の民謡。「三池炭坑」のところを、それぞれの炭坑名にかえて歌われていたようだ。煙突の高さは炭坑に携わる炭坑マンたちの誇りであり、急成長を遂げた日本の勢いのシンボルでもあった。万田坑は三井財閥の総力をあげて造られた炭坑で、我が国最大規模の竪坑(たてこう)だったらしい。

 竪坑とは、地下に垂直に掘られた坑道のこと。エレベーターで炭坑夫たちを送ったり石炭の荷揚げや坑内の通気のために掘られた穴だ。炭坑マンたちは地下数百メートルの所まで降り石炭を掘っていたわけで、まさに命がけの仕事である。

 五木寛之の小説「青春の門 筑豊編」では、炭坑マンたちの熱い生き様が描かれている。時代は大正、物語の舞台は田川と飯塚である。気性の激しい炭坑マンたちと軍隊との戦い、ヤクザとの闘争、朝鮮人の人種差別など、さまざまな角度で「時代の匂い」が描かれている。そして、ここ万田坑跡でも同じ匂いが立ち上ってくるようである。

 人々が激しく熱く生きた時代、炭坑も共にあった。ぜひ、『青春の門』を読んで万田坑跡を訪れるといい。そこにあるのは単なる廃墟の姿ではなく、私たち日本人が失いかけている情熱を呼び起こすメッセージが放たれているから。

 

炭坑の技術の多くはイギリスに学んだと言われている。ゆえか、エレベータの綱を巻き上げる重機が配置された建物にも関わらず、赤レンガを積み窓枠のデザインまでも凝られている。こういうところに、三井財閥の誇りを感じたりする。

万田坑のジオラマ。こういったジオラマを見るのは大好きで、思わず長い時間見入ってしまう。そして、いろんな物語が浮かんでくる。

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人情カメラマン

 写真家のモリケンが帽子に凝っている。「満州のおじき」と呼んだパナマ帽姿もよく似合っていたが、今回は黒のスエードのキャスケットで登場。うむ、よく似合ってる。

 昨日、取材で一日一緒だったが、閉山された炭坑跡を撮るモリケンの姿はかっこいい。そんな彼に撮影のリクエストは特にしない。写真のアングルや撮影物を指示するのはよっぽどの時で、いつも彼が感じた景色を撮ってもらう。いい写真が出来上がってくると確信しているからだ。そんな信頼関係の下に仕事ができるのは幸運だと思う。

 ラーメン屋さんでの撮影もあったが、ここでも指示しない。お手伝いするのは麺を箸ですくいあげるくらい。と、モリケンがキャスケットのつばを後頭部に回しカメラを向けていた。

 はて、どっかで見たような…。今テレビに引っぱりだこの「戦場カメラマン」に良く似ているではないか。こうなるともう笑いが止まらない。麺をすくう箸がプルプルとふるえて…、「かずさん、ちゃんとして!」と注意を受ける。

 「お願いだから、その顔、撮らせてくれ」とモリケンに手を合わせる。「いいけど、戦場カメラマンではなく『人情カメラマン』で紹介してよ」と指示される。「了解」と言いレンズからモリケンをのぞいてまたもや大笑いし、カメラを持つ手がふるえた。

 我らが『人情カメラマン』は、哀愁の炭坑跡の風景から、ほのぼのとした一杯のラーメンまで、情けをかけて切り撮っていく。そのフィールドと感性は実に無限大だ。

Jpg 黒のキャスケットを反対にかぶるとこんな具合になる。そう、まさに「戦場カメラマン」ならぬ「人情カメラマン」。「ちょっと待って、カメラをぶら下げるから」とカメラを向ける私に、モリケンもやる気、その気、岩木(※こんなキャッチで衆議院になったおばちゃんがいたな)。

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食べ物を撮るスピードの速いこと。30秒もかからないと思う。取材しているライターが追いつかないほど。今度はモリケンファンのために、本当にかっこいい彼の撮影姿をご紹介しますね。ブルブルとふるえるはずです。

Photo 熊本と福岡の県境にある「県堺ラーメン」のとんこつラーメン。一杯500円。コクがあるのにあっさりとしておいしい。

Photo_2 炒飯もおいしい。目玉焼きの上には中濃ソース。これが炒飯と合ってびっくり。500円。1コインでおいしいものが食べられる「県堺ラーメン」。おすすめです。

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ひとやすみ、ひとやすみ

 インタビューの仕事を終えて、カメラマンのあことライターのかよを呼び出してお茶をした。上通の某所。アーケードの脇にあるカフェで人目につかず、サボるには絶好の場所じゃないか、と3人でお茶をすることにした。

 過去の3人の珍道中話をひっぱりだしてゲラゲラ笑っていると、「こんにちわ!」と声かけていく人、人、人。抜け道とあって、意外と人の出入りが多い。気を許していると仕事関係者とバッタリ、なんてことも。

 と、U出版社のK氏が通り過ぎようとして「やっほー!」と声をかけたら、「よかですなぁ優雅で」だって。「仕事のお声、かけてくださいませ」とお願いすると、「あた、忙しかでしょ」とK氏。「いやいやっ、ひまひまっ。こうして、ほれっ、もー、ひまでひまでぇ」とアピールしたが、だらしなくゆるみすぎたテーブルの空気感はごまかせない。どうやら、ただの怠け者と思われてしまったようだ。

 秋の午後、ほんの少しの時間だけど、こうしてひとやすみしながらゲラゲラ笑い合うと、また元気になれる。ただ笑い過ぎて疲れ果て仕事にならないときもあるが…。

マキアートをオーダーしたら可愛いベアのお顔を書いてくれた。

あこ(右)とかよと。「パリのカフェにいるように見えるぜ」というとかよが得意げに笑った。んなことあるもんかっ。

U出版社のK氏と遭遇。夕方から体力測定だと言っていた。

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挽肉料理好き

 考えてみれば、先週から挽肉料理ばかり食べている気がする。キーマカレー、コロッケ、そして夕べ作ったラグー(ミートソース)。挽肉料理はかなり好きで、挽肉がないときは焼肉用に冷凍しておいた牛肉を解凍し、細かく切って叩いて調理する。

 ラグーは大好物。フライパンにオリーブオイルをひいてニンニクのみじん切りとニンジン、タマネギのみじん切りを炒め、挽肉をしっかり焼く。市販の挽肉より、細かく切って叩いた肉の方が荒くて煮込み料理にはもってこい。
 いつもはセロリも入れるが今回はなし。材料はキーマカレーと一緒だ。具材を炒めた後でブイヨンとホールトマトを加えるけれど、こっからカレーにするかラグーにするかの分かれ道だ。おのずとブイヨンとホールトマトの量も違ってくる。

 赤ワイン、ローリエ、バジルを入れて塩コショウで味つけし、コトコトと煮込む。私の場合、ほんの少しだけケチャップと市販のデミグラスソースを入れる。すると、まろやかさに酸味が効いておいしく仕上がる。一晩寝かすとよりおいしくなる。

 甘いパンをトーストしてラグーのパスタと食べるのが好き。今朝は細麺にした。細麺だと具がうまいこと麺に絡まって食べやすい。

 朝からつい食べ過ぎてしまう。さっき起きたのに、もう眠い。昼からラジオの収録。今日は3週分とるのだと。いくらなんでもそんなにネタがあるもんかっ、このやろー。ま、とりあえず、挽肉料理についてはグダグダしゃべれそうだけど…。

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煮込み時間が足らなくて今回はゆるくなってしまったラグー。いつもはもちょっと堅め。粉チーズもきれててチーズをおろすのが面倒くさくてナシにした。もう一歩がんばればいいものを、そこまで到達しないのがワタシ。それは何をとってもそう。

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午後のまどろみ

 お腹いっぱいになって眠たくなるのは人間ばかりじゃない。うちのタロちゃんとネズもご飯をいっぱい食べた後は、神経が胃に集中するのだろう、警戒心ゼロ。

 もわーん、としたどんよりな瞳。つぶれそうなまぶた。タレてしまいそうな鼻水。あと少し、もう少しで落ちる…、といわんばかりの状態。

 お鼻が乾いて、グルグルと喉がなって。トロ〜ントロ〜ン、あぁ、二人のお顔が毛布の中にうずまった。コテン、コテン。スヤスヤと寝息をたてて、お昼寝がはじまった。

 ほほえましいひととき、愛くるしい表情。私を幸せにしてくれる宝物たち。

Jpg_2 もうだめぇ…というようなタロちゃんの表情。眠くて眠くて仕方がないときの顔だけど、ゴジラのようでもあり。

Jpg_3 ネズも限界。眠たくなるときはお鼻がかわく。その乾いたお鼻をさわるのが好き。まつげが可愛いでしょ。夕方のお散歩の時間まで、二人は爆睡中。

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コロッケ

 不思議とコロッケだけは、総菜屋さんや肉屋さんに売ってあるものを食べてもおいしいとは思わない。一番おいしいのは、うちの母のコロッケだと思う。
 じゃがいもに染みた挽肉とタマネギニンジンの具材のエキス、ほどよい塩加減、食べてみて「これこれ」と思うが、母のようには作れない。

 小さい頃はウスターソースをぶっかけて食べていたが、大人になってからはしょう油。ウスターソースだと香りが勝ってしまってコロッケの風味が半減する。やっぱりコロッケにはしょう油が合うと思う。

 母のコロッケづくりの横でナスのフライを作った。ナスのフライは塩コショウでいただく。揚げたパン粉の風味と野菜の旨味が甘みに変わる。トンカツもお肉が甘く感じる。フライは調味料の塩コショウで食べるとおいしい。抹茶塩も試してみたが、あれは天ぷらだろう。
 これは、某串カツ屋さんで塩とコショウをブレンドしたタレで食べさせてくれて、とてもおいしかったのでレシピを尋ねたら、「調味料の塩コショウがあるでしょ、あれで充分おいしいですよ」と教えてもらい、ずっとそうやって食べている。

 コロッケは作り置きして食べる分だけ揚げる。だいたい2日間で食べきるけれど、おやつがわりにもするので、仕事で外に出るとき、チャチャッと母に揚げてもらい歩きながら食べる。この行儀の悪さは小さい頃から変わらない。

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母のコロッケ。そのまま食べてもおいしいが、ご飯と食べるときはしょう油をかけて食べる。1個でおなかいっぱいになるけれど、やっぱり2個は必ず食べる。

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一度に全部揚げずに、こうして作り置きしておく。お昼に食べたばかりなのに、おやつに食べたくなる。歩きながらや車を運転しながら食べるともっとおいしい。移動中に物を食べるって、どうしてあんなにおいしく感じるのだろう。車中食事は大好きだ。

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カビッキオーリ・ソルバーラ

 イタリアのワイナリー『カビッキオーリ社』の『カビッキオーリ・ソルバーラ』という赤の発砲ワインを飲んだが、すごくおいしい。酸味とフルーティーな香りに加え、発砲ワイン独特ののど越しの駆け具合が、その香りを鼻孔へと一気に抜けさせる。

 赤で発砲というのは私にとっては珍しく、ワイン専門店の『プルミエ・クリュ』で、同じ銘柄の甘口「ランブルスコ」の方を購入しおうとして「裏に辛口がありますから」とお店の人が持った来てくれたのが『カビッキオーリ・ソルバーラ』。

 近頃はもっぱらワインばかり。一晩で1本空ける。ちょっと疲れた日は白、体が軽いときは赤、気分がいいときはシャンパン、在庫が少なくなったらなんでも飲むが、最近はスパークリングワインもよく飲む。
 ワインについて詳しいわけではない。ウンチクなど並べられないけれど、ワインのおいしさがずいぶんわかるようになった気がする。

 『プルミエ・クリュ』の北野君に朝早く電話した。「おはようございます。『カビッキオーリ・ソルバーラ』をください」。「かずさん、お店は11時からですよ。しかも、これは携帯電話ですよ。僕、今、出勤の支度中でぇ…」「『カビッキオーリ・ソルバーラ』、あると?ないと?」「確か1本だけ残っていたような…」「とっといて!」。おばちゃんは「自分が法律」なのだ。

 朝風呂に入って体を温めたら北野君とこにお買い物に行こう。昼から『カビッキオーリ・ソルバーラ』を飲みながら、男子日本オープンの石川遼と、阪神×巨人のクライマックスシリーズを見らんといかん。明日からまた信じられないほど忙しくなる。だから本日は小原庄助さんと決め込むのだ。

Photo 美しいルビー色をした「カビッキオーリ・ソルバーラ」。赤の発砲ワインですごくおいしい。只今、品切れ状態だとか。「カビッキオーリ・ランブルスコ・ロッソ・ドルチェ」の甘口の方は在庫豊富。こちらは甘口と言えども、酸味が効いているのでさほど甘くないとか。「私も飲みたい!」と思う方は本日はランブルスコしか手に入りません。だってソルバーラの希少な辛口の一本は私がこれから買いますから、うっしっし。

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炎のキーマカレー

 野菜たっぷりのキーマカレーを作った。いつもセロリを5本ほど使う。サクサクとしたセロリの食感が大好きなのだ。
 作り方はいたって簡単。まずキーマカレーの香辛料セットを用意する。みじん切りにしたニンジンとタマネギ、セロリは茎部分を細かく切り葉の部分も惜しみなく使う。

 大鍋にオリーブオイルをひいて野菜をガーリックソルトと香辛料(香辛料ならなんてもいい)を加えて炒める。別のフライパンにオリーブオイルをひいてニンニクのみじん切りと挽肉を炒め塩コショウをしたものを大鍋に移し、コンソメスープをいれたらホールトマトも加える。

 タカノツメ、月桂樹の葉、クミン、グローブ、ターメリック、バジルといった家の中に残っている香辛料をひっぱりだしてテキトーに投げ込みしばらく煮る。
 具材がスープと絡んできたら、香辛料セットのカレー粉をバーッとぶち込む。ここから少しスパイスを多めに加えての調整が始まる。

 いつもだいたいこのあたりから、一人で盛り上がる。カレーパウダーを手に取り大きく腕をふりあげて「アチョ、アチョ、アチョーッ!」と北斗の拳みたく声を張って入れてみる。ブラックペッパーと一味唐辛子などは両手を交差させながらふり落とし、「おりゃーっ」と気合いもろとも放り込む。「エイヤッ!」とカレーペーストを、チャツネを投げ込む。

 ♪タタタタタータタターラタタッター♪。カレー作りの鼻歌は『情熱大陸』に限る。

 すると不思議や不思議、自分でもびっくりするほどおいしいキーマカレーが出来上がるのだ。すでに額には汗が滲んでいる。味見をしてその辛さにまた汗が出る。ヒィーヒィー言いながらカレーを頬ばると、酒の力も手伝って代謝も果然活発になる。
 特製キーマカレーを作りながら酒を飲んだ翌日に二日酔いなどしたことはない。

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おいしいキーマカレーの出来上がり。木野さんとのカレー対決に挑んでみようかな。

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野菜たっぷりのキーマカレー。ナンにつけて食べてもおいしゅうござんすよ。

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「ちびっこ会」発足!

 すごい会が立ち上がった。その名も『ちびっこ会』。中川ひとみ発案のこの会は、身長159㎝以下の人しか会員になれない。会長はひとみパパの中川晴亀(はるき)72歳。副会長は我が母節子73歳。なんと書記もいる、U社長である。

 メンバーは他にひとみ、漫画評論家のきみこ、『産庵』の女将の小百合、『川尻の大竹しのぶ』の美和ちんに私だが、入会希望者はまだいる。おっと、大切な方を忘れていた、三年坂のオードリー・ヘップバーン『ニューひまわり』のママも大御所の一人。

 宴席は下通の中華料理店。入りしな案内看板に「ちびっこ会様」とあって驚愕。ひとみが言うには、お店から「本当に『ちびっこ会』でよろしいんですか…?」と確認の電話が何度も入ったそうだ。店の人にしてみたら可笑しかったろう。集合時間になると、ちびっこたちが続々とやって来るのだから。さながらガリバー旅行記である。

 晴亀会長は、とてもお洒落さん。若い頃はブイブイ言わせたクチである。坊主頭でいかにも玄人風だが、実は名カメラマン。時には僧にもなる。つーか、コスプレの道具が半端ない。芸の幅は恐れを知らぬほど無限大で、近頃は病院ネタが主流だ。
 とにかく前振りが旨すぎる。ツルツルの頭を撫で「もう歳だけんなぁ…」とボヤく晴亀さんを慰めようとして、かぶればすぐさま石川遼に変身する帽子であっといわせられた…。高齢者だからとナメているととんでもないことになる。

 二次会はそこから歩いて20歩ほどの場所。高齢者は歩かない。そしてそこに待ち受けているのは”怖い可愛い”の、ミステリーゾーンのあの女王だ。

 さて、『ニューひまわり』のステージでは、晴亀会長が村田英男の『やぐら太鼓』を熱唱。副会長の節子が『一週間に10日来い』で続くとオードリーが踊り始めた。晴亀が屁をふる、節子が烏龍茶を喉につまらせる、オードリーの毒舌が暴走する。店には野獣の雄叫びのような大きな笑い声が響き渡る…。まさしく、真夜中の動物園状態。

 会の骨格が次第に見えてきた。実は『ちびっこ会』は希少な「高齢者ショー」なのであった。それにしても、なぜも彼らはこんなに元気がいいのか。
 調査の結果、翌日は偶数月の15日で、年金支給日であることが判明。やる気満々のはずである。宴も終盤の頃、会長が次回の会期日を「12月っ!」と発表。
 またしても、偶数月である…。合掌。

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『ちびっこ会』。前列左から、晴亀会長、節子副会長、書記のU社長。後列左から、川尻の大竹しのぶ(美和ちゃん)、花畑町の黒木ひとみ(ひとみ)、私、漫画評論家のきみこ、産庵の女将の小百合。  撮影=紅蘭亭のちびっこ

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会長お得意のお皿カスタネット。やってみたが、会長のようにうまくいかない。年季の入った芸のひとつである。

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節子が歌う、オードリーが踊る。いやはや、元気な恐れを知らぬ70代。

Photo_4 中川晴亀、石川遼になる。この小道具をひそかに仕込んでいた。日々、この帽子をかぶって子どもたちの交通安全を誘導するらしい。「川尻の石川遼たぁ、俺のことよ!」

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いろんな企業の会食が行われている中華料理店の案内看板で、ひときわ異様な名称を飾っている『ちびっこ会様』。

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おいしい中華料理、紹興酒、白ワインと一緒においしくいただいた。中華料理店のオーナーのH氏から『ちびっこ会』に紹興酒のプレゼントが。だが、お顔は見せず。この席にやって来るには勇気がいったのだろう。

Photo_7 これは会長が用意した『ちびっこ会』の会員のリボン。席につくやいなや全員、胸にペッタンとはる。帰宅するまで決して外してはいけない、大切な証なのだ。

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家の灯り

 家を建てなおしたとき、一番こだわったのは「灯り」だった。温かくて懐かしい、そんな灯りのある家にしたかった。蛍光灯のシャープな灯りは一切使わず、全てハロゲンにした。ただ、冬は暖かいが夏はハロゲンの熱でより暑い、これが失敗だったが。

 狭い敷地なので、各部屋のスペース配分と設計をずいぶん迷いながらデザインした。耐久や耐震は専門家にお任せしたが、外装、内装、丸窓や引き戸と障子の細工、漆喰の壁に腰板や床板の素材と、細かいところまで全てデザインさせてもらった。

 家の中で一番気に入っているのが玄関だ。上がり框から二畳弱ほどのスペースを設けてあるが、人の出入りの多い我が家では、このスペースが重要なのだ。「おはようございます」「いらっしゃい」「行ってきます」「お帰りなさい」「お疲れ様でした」「また明日」と、ここは瞬間に気持ちを入れ替えてリセットする大切な場所なのである。

 玄関から右がキッチンで左は茶の間。お昼はスタッフが、このスペースを右に左にと行ったり来たりしてバタバタとご飯を運ぶ。そんな光景を1枚の絵が見守っている。
 絵は奈良の作家、佐藤勝彦氏のもの。二十数年前、『家庭画報』でその絵を見て以来大ファンになり、佐藤先生の絵を4点ほど飾らせてもらっている。

 玄関の絵は、「親子で幸せに暮らしています。そのことに感謝したい」と佐藤先生に伝えると、この絵を描いてくださった。右が母で左が私なのだそうだ…。
 お香が立ちこめる玄関は、夜ともなるとどこか艶っぽい雰囲気を漂わせる。

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月夜、風呂上がりにビールを飲みながら外に出て、玄関を振り返ったら温かい灯りが。ふと、この家を建てるときに楽しんだ時間を思い出した。

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「萬歳」。佐藤勝彦氏。「生命満開」「大吉祥」「不二山」というタイトルの絵を飾っている。どれも力強くて、元気になれる作品ばかりだ。佐藤先生の金沢のアトリエでご本人にお会いしたが、仙人のような愛らしいおじいさんである。一日たっぷりと先生について回り、驚愕のコレクションを見せてもらった。佐藤氏は骨董や芸術品のコレクターとしても有名で、中には重要文化財なみのものもある。「泥棒に入ろうかな」というとケラケラと笑われた。

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多恵ちゃん先生の中華おこわ

 テレビでお馴染みの吉本多恵先生、愛称多恵ちゃん先生の中華おこわのご相伴にあずかった。栗と銀杏がふんだんに盛り込まれていて、餅米に染みた中華スープの風味は最高。何とも上品な優しい味で、どんだけ食べても胃にもたれない。

 先生のお料理はとにかくきれい。「きれい」というのは盛りつけだけじゃなくて、下ごしらえが丁寧でとっても美しいのだ。いい素材を使ってらっしゃるのは言うまでもないが、材料の一つ一つが輝いてみえる。どうしたらおこわをこんなに美しく仕上げられるのだろう。

 付け合わせのザーサイも手作りだ。これが塩分控えめでゴマ油の風味が豊かで美味。先日、多恵ちゃん先生手作りのラー油をいただいたが、これも最高においしい。ご飯の上にかけて食べるだけでもおいしいが、野菜炒めにはもってこい。
 このラー油ひとつさえあれば、こんな私でも中料理店を開店できるような気になってくる。今度は先生にザーサイをリクエストしてみようかな。

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栗、銀杏、松の実、ハム、チャーシューが盛り込まれた多恵ちゃん先生の中華おこわ。

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寿司屋会食

 夕べは、某テレビ局のお社長と先輩である部長、広告代理店の部長様と寿司屋で会食。お社長持参の吟醸酒で宴は盛り上がった。

 前日に100キロを歩いたというお社長は、足にブドウのような大きな豆ができていたにもかかわらず、日本酒とチェイサーがビールという豪快な飲みっぷり。先輩も飲む飲む。広告代理店の部長様も飛ばす飛ばす。私も負けてられず、全力疾走した。

 寿司屋の肴は最高だ。刺身はもちろん、ヤリイカの酢味噌なんぞはプリプリして柔らかく、先輩の分まで食べた。寿司屋では殿方のオーダーに素直に従う。魚料理は男性にまかせておいた方が断然おいしいものにありつけるもの。

 お社長に熊本の魅力をもっと知っていただきたいと、池波正太郎の『火の国の城』の上下巻をプレゼントしたらとっても喜んでいただいた。「どういう物語?」というお社長に「忍びの丹波大介が見た加藤清正と熊本城の秘密が満載にござりまする…」と耳打ちすると、「ぐふ、おもしろそうじゃのぅ…」とノリのいいこと。

 お社長とは寿司屋でお別れ。「また、行こうね!」とハグをしてもらう。二軒目へと向かっていると通りの向こう側から先輩と私の名前を呼ぶ怪しげなアラブの男が…。

 先輩の「だち」の別の放送局の局長だった。すぐさま合流。上通りの「伊藤」というバーになだれこむ。と、先輩が部下から仕事の件で呼び出され、代理店部長も「俺も行くっ!」となぜかやる気満々。言うまでもなく私も拉致される。展開が早い。

 やっと落ち着いたのは12時を回ってから。中川ひとみの店で軽く一杯あおって代行運転を頼んで帰ったのは深夜。なんだかお腹が空いてきた。土産の寿司折りをキッチンで頬ばっていると、「ギィ…」と不気味な声が。

 目が覚めてしまったタロちゃんがこっちをジロリと見ていた。「本当に痛風になるよ」。そんな冷たい顔をして私を睨んでいたのだ。それでも無視してパクつくと、今度は大きな声で「ギィ〜〜〜〜ッ!」と張り上げて。

 タロちゃんは恐ろしく会話の出来る猫である…。

寿司屋の後で行ったバー『伊藤』。米焼酎をいただくが、お漬け物がおいしかった。ここの肴は酒に合うものばかりでどれも素晴らしくおいしい。夜の写メはまたヘタだな。seiyaさんにご指南いただかねば…。

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好物丼に迷走す

 静かな月曜日の休日の昼。家にいるのは私とネズとタロちゃんだけ。二人はスヤスヤとお昼寝。ササミ肉の水煮をたらふく食べて眠り、お口をクチャクチャとさせている。きっとおいしい物を食べている夢を見ているのだろう。

 じゃ私もおいしいお昼をと冷蔵庫を開けると、ウニとマグロが買ってあった。おひょおひょ、こりゃこりゃ、とニンマリ。いつもお昼はスタッフと食べるので、ウニにしろマグロにしろ少ししか回ってこない。だけど今日は誰もいない、食べ放題だ!

 まず、ご飯を炊く。2合ほど仕込んで30分ほど待ち、炊き始める。ショウガを下ろしてしょう油と合わせマグロを一口大に切って「づけ」にしておく。
 炊きあがったご飯を盛り、づけにしておいたマグロを半分、ウニを半分に盛って茶の間でいただく。テレビではちょうど、北朝鮮の軍事パレードが放映されており、金正日(キム・ジョンイル)の三男、金正恩(キム・ジョンウン)のお披露目が行われていた。

 噂のご子息だが、まぁ、よくよく太っていらっしゃる。お腹もぽっこり。パパに良く似ているが、おじいちゃんの金日成(キム・イルソン)を彷彿させる風貌を意識しているらしい。見事な角刈りの刈りあげ頭である。まだ若いので、本当ならば長髪にしたいところじゃなかろうか。チラリと笑顔を見せると、やっぱ若いな、という印象。

 そんなことを思いながら食べているとあっという間に完食。まだ冷蔵庫にはウニもマグロもたっぷりとある。しかし、二杯目にとりかかろうか…として箸を置いた。
 金正日が弱々しく手を振る姿を見て、思わずおかわりを断念する。血色のない顔、歩行もきつそうだ。飽食の果てはこうなる、といわんばかりではないか。せっかく好物のネタを独占したのに皮肉な映像に出くわしてしまった…。

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一人でこっそりウニとマグロのづけ丼を食べた。二杯目に向かおうとして断念…。金ファミリーのメタボぶりを見たら食欲が減退した。

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たらふくご飯を食べて爆睡中のタロちゃん。上からネズがのっかっている。ネズはタロちゃんの毛布がわり。でも、食べてすぐ寝ると金さんみたくなるよっ!

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お茶をたしなむ

 珈琲派である。起き抜けの一杯、仕事前の一杯、ダラダラと一杯、二杯…、昼食後の一杯と一日6〜7杯は珈琲を飲む。仕事の打ち合わせが入るとまた数杯増える。

 珈琲中毒を自覚するのは、旅先のホテルで忙しくて朝食をとらなくて出発するときなど。朝食は食べなくてもいいが珈琲は飲まないと調子が出ない。そんなときはマックに入って珈琲をテークアウトする(マックの珈琲は意外とおいしい)。

 お茶はたしなまないが、中国茶の取材をすることになった。中国人の茶人にご指南いただく。中国では体調や肌の状態によって茶葉を煎じて飲み分けるそうだ。

 「ナニカ、キニナルコトガアリマスカ?」と言われ、「肥満!」と即答すると黒烏龍茶がいいとすすめてもらう。小さい茶器に注がれた茶を片手でぐいと飲む。「カァーッ!旨い!」。お猪口風なもんでつい酒飲み風になってしまう。なくなると注がれる。注がれると飲む、また注がれる…、なんだかわんこそばのようでもあり…。

 お腹がチャプチャプになる。トイレの回数が多くなる。簡単に脂肪が落ちるとは思えないが、排尿のさい、余計な脂肪分がともに流れ出て行くかと思うと期待したくなる。

 と、翌々日、知り合いのおばさまの家に母からの届け物を持っていくと、そこのおじさまが「和ちゃん、ちょっとこっちへ」と書斎に手招き。なんと和室の一角に火鉢が置いてあり茶釜にはお湯が沸いているではないか。
 「ど、どしたの?」と驚く私におじさまが茶を点ててくれるという。一通りの作法は知っていたので焦らずとも、もてなしとはいえ、静まりかえった空間に正座させられるという予期せぬ展開は、突然反省室へ送り込まれたようなものだ。

 「そば打ちに飽きたから、今度はお茶。かみさんの茶器が眠っていたのでね」とおじさま。どうやら『千利休』の書物を読んで、茶道の世界を開眼したようだ。やおら、信長VS秀吉論が始まる。嫌いじゃないのでおつきあいするも、「茶は武士の魂。だからときどきこうして茶をたしなむように!」と説教された。私は武士じゃないが…。

 中国と日本の茶道の世界は深いが、ブログを書く手の横には本日も淹れ立ての珈琲が香り豊かに漂っている。やっぱ、カフェインが落ち着くんだよな。

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右の「聞香杯(もんこうはい)」の茶器で香りを楽しみ、もうひとつの茶杯で味と風味を楽しむ。私のためにセレクトしてもらった黒烏龍茶。

2 蓋で茶葉をよけるようにすする。皇帝が愛した茶葉らしく、高貴な香りと味がする。1
千日紅の花が咲く、工芸茶。風味はもとより、観賞するのも楽しみのひとつ。

※おじさまが点てたお抹茶を携帯カメラで撮影する余裕なんてどこにもなかった…。そんなことしようものなら刀でバッサリ殺(や)られそうな気配が充ち満ちていた。

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イケメンのつけ麺屋

 かねてから気になるラーメン屋さんがあり行ってみた。西原村にある『大勝軒』。「東京ラーメン」とあるメニューを見ると、「つけ麺」が人気のようだ。

 つけ麺と言えば、広島の『バクダン』という店のはおいしい。コシのある麺とゆでた冷キャベツが山ほど盛られる。酸味のあるしょう油ダレで辛味はランク別。たちまちハマり、何度か通う内10倍の辛さまでいけるようにまでなったが、最近食べてない。

 さて『大勝軒』だが。品書きのリードには、「かの坂本龍馬が腕を磨いた北辰一刀流の千葉道場の…」とあった。たいそうなラーメン屋だな…と読み進めていくと、その千葉道場の近くに本店がある『大勝軒』にて腕を磨いた味とあった。なるほど。少し無理はあるがラーメンに挑む熱い思いはわからなくもない。

 早速、「担々つけ麺」と普通の「つけ麺」をオーダー。すると、「餃子はいかがですか?」とイケてるメンズが爽やかな笑顔ですすめるではないか。まっ、いい男!
 「いい男のおすすめだから『お願い』と言いたいところだけど、そんなに食べきらん。ごめんね」と返すと、「いえ」と、そのはにかんだ顔もまたいい。

 肝心のお味だが。これがなかなかおいしい!「担々つけ麺」などは野菜をきっちり炒めてあり、その風味がピリ辛のしょう油&中華胡麻味噌タレとあいまって美味。普通のタレもおいしいが、「担々つけ麺」の方がおすすめだ。しかし、ガツガツ食べてるところをイケメンに見られたのがちょっと恥ずかしかった…。

 最後は麺を少しだけ残してスープを入れていただくと担々麺風に。それが、スープのオーダーを聞きに来た別のメンズもまたまたイケてるのだ。この店のメンズのレベルは高いぞ。ただ残念ながら看板のインパクトが隣のラーメン屋に負けている。
 私が店長ならば看板キャッチを、「つけメン、イケメン食いまくり!」にするな。

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担々つけ麺。そぼろ肉がのっけてある。野菜たっぷり。味は濃いが飽きない。

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これは普通のつけ麺のタレ。きっちりとしたしょう油味。鳴門が入っているところが東京ラーメンっぽい。半熟卵とチャーシューも美味。

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会食

 仕事のスポンサーと広告代理店の方と熊本市下通にある焼き鳥屋『吉鳥』へ。小じゃれた焼き鳥屋で鍋や鳥料理のおいしい店だ。大好きな旬の銀杏が登場。「おいしい!」と頬ばると、スポンサーが「私も分もどうぞ」とおっしゃるので遠慮なくいただく。

 「他に好きなものは?」とすすめられて「うずらの卵っ!」と即答。早速、焼いてもらう。「ちっちゃくて丸いのが好きなのだね」と、銀杏とうずらを交互に頬ばる私の食べっぷりを喜んでくださる。手羽先もなりふり構わずムシャムシャ食べた。昔からこういう場では遠慮なくいただくことにしている。仕事とはいえ、おいしい物を前に堅苦しい話は野暮だと思うから。

 私の好きな作家、亡き向田邦子さんは、会食の日は早めに昼食をすませ、お腹をすっかり空かして望んでいたという。好物にありつける日は嬉しさのあまり着物で出かけたらしく、同席する人たちも向田さんの食べっぷりを見るのが楽しみだったとも。

 よくこういう席で、「私は結構ですから…」とあまり食べない人がいる。ガツガツ食べるのをマナーが悪いと勘違いしているようだが、そっちの方が逆に失礼。おいしい物を食べに来たのだから、おいしく食べるのがエチケットだろう。食の細い人や好き嫌いの激しい人がいると大変。店を選ぶのに苦労するばかりかテーブルが寂しくなる。

 会食の席はほとんどが殿方ばかり。どなたもグルメで、特に魚に関して詳しくいい勉強になる。歴史の話もみなさんお好きで、このところ坂本龍馬が主流のようだ。
 今回の私のネタは「吾亦紅」だった(※前日ブログに書いたばかり)。箸包みの紙にその解釈を書いてさしあげたら「いい話を聞いた」とみなさんご満悦。きっと、プライベートタイムのお酒の席で女性に得意げに語るのだろう。
 いつもこういう席では、女性が好きそうなネタをひとつふたつ披露してあげる。だからか、私はおじさまたちに重宝されている(笑)。ごちそうさまでした。

1jpg 大好きな銀杏。殻ごとたっぷりの塩で焼きあげた塩釜銀杏も好きだ。

2jpg うずらの卵は山椒の粉をつけていただくとおいしい。コレステロールが気になるというおじさまの分も食った。

Photo_2 つくねはコクのある卵黄にたっぷりとつけて食べる。すぐさま食べてしまい、ブログ用の写真を撮るのを忘れたと言ったら、「これは大丈夫、手をつけてないから」と差し出してもらう。カメラ小僧みたく写真を撮る私をみなさん面白がってくださる。

3jpg 十数本の焼き鳥をペロリとたいらげてお腹いっぱい!『吉鳥』はおいしいです。

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貫一&お宮

 昨日はラジオの収録だった。20年前に始まったラジオ『貫一&お宮』。途中ブランクはあったもののリターンズから10年、RKKラジオの長寿番組の一つになっている。

 貫一というおじさんをいじめるのが私(お宮)の役目。ナビゲーターの塚原まきこちゃんの存在が番組に癒やしを与えており、なんとも独特のチームワークが出来上がって、これが人気番組のひとつなんだそうな(他人事みたいだが…)。

 私のだみ声に聞き覚えのあるリスナーさんから、「お宮さんでしょ?」とたまに声をかけられる。「は、はい…。すみません」となぜかいつも謝る。考えてもみれば、番組では毒舌のオンパレード。いくらキャラとはいえ貫一ファンは多くて、その貫一をいじめてばかりなので、つい「すみません」が出てしまうのである。

 ゲストも多くいらっしゃる。この番組でお話をしたい!という奇特な方たちだ。でもキャラだから、たとえ社長でも弁護士さんでも、お医者でも、貫一をやり込めると同じようにいじってしまう。それがみなさん、快感だ、とおっしゃるから信じられない。

 番組はいろんな方が携わっていらっしゃる。スポンサー、広告代理店の方、ラジオ局の方、ディレクター、アシスタントと多くの方に支えていただいてる。こういった方々のご理解の下、のびのびと仕事をさせていただいているのである。

 前回も番組前で「つこけた話」をしたらリスナーの方々からご心配のメッセージが寄せられ恐縮した。ありがたいなーも。こんな私でも求められるまで頑張りたい。『貫一&お宮』、どうぞよろしく!月曜日、午後6時30分〜好評オンエア中(RKK)。

 写メベタと書いたら、コメントに正しい写メの撮り方をご指南いただいた。今回はちゃんと撮れてます。ありがとうございました。

 

「お酒の似合わない男ですが…」とプレゼントされたキューバのお酒を持つ広告代理店のA氏。向こうにいるのが貫一とまきこちゃん。番組で流す曲を真剣にセレクトしているようだ。

「阿蘇立野病院」のしんちゃん先生。医療の話をしてもらうつもりが、いつも話が違う方向に。貫一と私のせいであるのは言うまでもない。ほがらかでいつもニコニコ。とっても優しくて温かい先生。

Mディレクターと塚原まきこちゃん。収録の合間のおしゃべりが楽しい。まきこちゃんが珍しくお化粧していた。とっても可愛くてきれい。「いつもそうしてなさい!」と、いつもちゃんとしていない私がお説教。


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吾亦紅

 「吾(われ)も亦(また)紅(こう)なり」。「私もまた、こうでありたい」と控えめで相手を敬う語源を持つ日本人っぽい秋の花、「吾亦紅(われもこう)」。秋の深まりを告げる野の花だ。

 ピンマイクのような濃い紅色の花で花弁やガクはない。背丈は1メートルほどで花は上から下に咲いていく。上を仰ぎながら「あなたのようにありたい」と、親や先輩に習うかのように咲いていくのだ。「吾亦紅(われもこう)」と名付けた先人を心から尊敬してやまない。

 日本人の繊細な感性は、こういう野の花の名前ひとつにも表れているが、季節を表す季語については美しき限りだ。
 晩秋の頃にポッと温かくなる日の天気を、遠い春を想って「小春日和」と名付けたり、秋に来る台風を「野分(のわけ)」、秋の冷え込みを「白露(はくろ)」と称したり。
 冬は「春隣(しゅんりん)」、桜の花の咲く頃の冷え込みを「花冷え」。いずれも語感がきれいで、自然界の美しさを伝えるものばかりだ。

 まだ知らない美しい日本語は多々ある。この素晴らしい日本の宝を、私たちは伝え育んでいかなくてはと強く思うのである。
 アホ丸出しの渋谷語は殲滅(せんめつ)せねばなるまい。マジでチョーウザイッ!

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吾亦紅。大好きな野の花のひとつだ。

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フィリッピン!?

 美里町の商店街を物色していたら、気になる看板を発見。通りの商店を案内する看板の『全日食 フィリッピン屋』に釘付けになる。
 「その正体をつかめっ!」と『あれんじ中高年会(M田編集長、モリケン、れーこさん、私)』は盛り上がる。そもそも、なんで「フィリピン」ではなくて「フィリッピン」なのか…?

M田編集長→「おそらく、誰かの間違った発音を聞こえた通りに書いたのだろう」
モリケン→「美里町では、それが一般的なのかもしれない」
私→「フィリッピン。うーむ、確かに「ッ」を入れた方がリズミカルだ」
れーこさん→「かずちゃん!銀玉パチンコってよ!」(「玲子外し」はお約束)

 「店内にフィリピン人スナックがあるのかも」「フィリピンの物産館も兼ねている」「ブラジル屋みたく、フィリピン移民がオーナーかもしれない」「ところで、ブラジル屋って何?」。収拾つかないまま、ついに『全日食 フィリッピン屋』を見つけたものの、すでに跡形もなく駐車スペースになっていた。一同落胆…。

 ただ、それにしても美里町の商店街は美容室や理容室がやたらと多いことが判明。ほとんどの店のシャッターがしまっている200メートルほどの通りに5軒以上はあった。人口に比べて多すぎるが、髪は伸びるものだし、ハゲてもヒゲは剃るからそれなりに需要はあるのだろうと一同納得。しかし、この激戦区の客の奪い合いは相当なものだろう。

 そしてもうひとつ。「本当の美里町をつくろう!」という看板もあった。一体、美里町の真実って何なのだ…?
 我々が取材した美里町は嘘かまことか…。「あれんじ11月6日号」を乞うご期待!

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「ひげや電器」と「ひげや金物店」は多角経営なのだろうか…、想像は膨らむ。

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里の秋

 私たちの仕事はいつも季節の先を歩いている。夏の暑い頃に「秋」を伝えて、本格的な秋に入る頃は初冬を誘い、11月頃はクリスマスと正月気分をあおる。だから、こういう仕事を数十年もやってると感覚がマヒしてくる。いや、もともと感覚がおかしい女ではあるが。

 今年も飽きるほど「秋」を書いた。もはや私の中で秋は終わり、そろそろ初冬に向かっているくらいだ。昨日、美里町まで取材に出かけた。11月に掲載予定なので、晩秋の里をご紹介する予定だが、山里は秋が始まったばかりである。
 田んぼの畔(あぜ)には彼岸花が咲き誇り、稲刈りを終えた秋景色に美しい緋色を添えていた。彼岸花を中心に取材したいところだが、なにせテーマは晩秋だから、モリケンなどはカメラを向けようとしない。

 モリケンとは全国を旅して取材しているが、これくらいのタイムラグはいい方だ。春に夏の暑さを、夏に秋の静けさを、秋には冬の厳しさ、冬に春のおだやかさをと、3ヵ月先の季節を表現してください、というオーダーもある。これには「無理ですっ!」と我々はきっぱり。物理的に不可能だ。
 たとえ一年前に取材したとしても情報が古すぎる。ミーティングを重ね「各土地の伝統や食文化を伝えましょう」というところに落ち着いたことは多々ある。

 とはいえ、季節のことを全く導入しないわけにはいかない。そこでポイントは文章マジック。季節感をイメージさせるワードを使う。秋ならば、長い影法師、色づいた葉、冷たい風、高い空、鰯雲、畔に咲く彼岸花、山鳩の声というように、写真には見つけられずとも、文を読み進めていくと脳が「秋」をイメージさせるようになるわけだ。あしらいに去年撮った花や樹木の一つも飾ればいい。だって植物は情報が変動しないから。

 最近受けた依頼原稿は来年の2月掲載のもの。秋どころか越冬してもう春である。「桜の芽が命をたくわえ少しずつふくらみをみせる…」という感じだろうか。もはや私の季節感は、昨日見た“狂い咲きの桜”と同じようなものかもしれない。





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稲のかけぼし。美里町の秋の風景。

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三千三百段の百段までしかのぼらないモリケン。晩秋のショットを狙うも、装いはまだ夏。そういう私は一段すら上らず、下で待機。2年前の秋、フィレンツェのクーポラを死ぬ思いで上ったその3日後、山形の山寺を上った私とモリケン。あれ以来絶対上らない。

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だご汁。染みるおいしさだ。『やまめの里』にて。

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ヤマメの甘露煮。柔らかくて骨までガブリ。

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ヤマメの南蛮漬け。ヤマメがコーラスをしているようで、どこが不気味。

Photo_10 岩手の「遠野」に行ったことがある。美里町で遠野の風や地の匂いを思い出した。あのときも彼岸花が咲き誇っいた。

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写メベタ

 写メがこんなにヘタな女もいないと思う。母とイチジクを植えようとして苗をホームセンターに買いに行き、モリケンおすすめの讃岐うどん「てる山」(浜線バイパスの嘉島町近く)にうどんを食べに行った。

 「こんぴらうどん」をオーダー。揚げ餅とエビ天が入っている人気メニューらしい。讃岐うどんの独特のコシのある麺、おつゆもおいしかった。カメラを持っていなかったので携帯カメラで撮ることにしたが、これが下手くそのなんのって。なぜか写メで成功したためしがない。あの小泉進次朗のときもダメだったしな…。

 おいしいうどんを皆さんにご紹介したいと思ったのだけれど、これじゃぁねぇ。作家の林真理子さんのブログをよくのぞくのだけれど、ネタは最高なのに写メがボケボケ。「写真をどーにかしてほしい」といつもボヤいてる自分こそが写メベタだった。

 と先日、親友のライターの佳代が写メを送ってきた。初めてのつけまつげ(百均)のらしいが、「珍しく成功しあんまり嬉しかったので送ります」というメッセージつきだった。これにはギョェッ!となった。

 一体どうやって撮影したのかと後日聞いたら、目尻近くに携帯電話のカメラを設置して撮影に挑んだという。そこまでして撮って送ってもらわなくてもいいショットだ。だってまつげにピントがきておらず、鼻の毛穴だけがばっちり撮れてしまっているのだもの。

 だが、彼女のまなざしの真剣さに圧倒され、「お人形さんみたいね…」というお世辞メッセージは返しておいた。この年ごろの女ってアナログ派が多い。

 

ボケボケでフレームにも収まっていない、『てる山』の「こんぴらうどん」。とってもおいしいんだけどな。こういう写真を見るとイライラするよね。どうして写メ、ヘタなんだろ…わたし。

100903_115811_ed これは佳代から送られた写メ。迫力満点のこのショットがパソコンのメールに添付されて送られてきて、びびった。撮影努力はかうが、佳代さんたら、ピントがまつげじゃなくて毛穴にずれてますよっ!彼女は、こうしてブログで公開されるとは計算になかったはずだ…。私に写真を送るときは完璧に化けた状態に限ります。なにせ、乱用島倉千代子ですからね…。

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歴女的、丹後のばらずし

 京都、丹後地方に古くから伝わる伝統食が「ばらずし」。昔から、祭りやお祝いの席に出るそうな。サバのおぼろを、山菜の寿司飯にはさみ、錦糸卵を盛りつけてある。
 このサバのおぼろだが、ほどよく甘く、サバの香りが漂うも生臭くない。じつに上品な味つけだ。デパートの「大京都展」に行った従兄弟嫁が買ってきてくれた。

 さて、この「ばらずし」の故郷、京都・丹後の国だが。実は熊本と関係がある。戦国時代、丹後地方を治めていた一色一族が細川幽齊(ゆうさい)によって滅ぼされ、それから細川家が支配している。
 当時の細川家の親分は、お隣の丹波の国を支配していたあの、明智光秀。ここで、光秀の娘のたまこ(ガラシャ)と幽齊の息子・忠興(ただおき)の政略結婚の図が解ける。何を隠そう細川家は肥後(熊本)のお殿様。末裔は総理大臣をなさり今は陶芸家。

 細川家はもともと源氏の出。明智に従い将軍職だった足利氏を支え、その後は信長についた。だが親戚に当たる明智が起こした「本能寺の変」で信長を殺ってしまったときは、「もはや、これまで!」と思われたものの、さっさと秀吉側にまわり難を逃れる。秀吉亡き後の関ヶ原の戦いでは家康の懐に入り、細川家ならではの処世術をみせる。

 肥後の民に愛された加藤清正が亡くなり(これは家康による毒殺の説が濃い。池波正太郎の『火の国の城』をお読みあれ)、その後を受けて肥後の国を治めた細川家だが、加藤清正が民に絶大な人気を集めていたため、入国のさいは、清正公の位牌を列先頭に高々とあげ敬意を表しながら入ったらしい。そのあたりも、さすが…。

 というわけで、丹後と肥後は細川家によってつながっている。とするならば、この「ばらずし」を、かの細川幽齊も食べた可能性はある。各地方に残るこういった伝統食は、文化や民意のレベルが高いほど味の工夫が違う。それは、転勤族だった大名たちの力や人望と深く関係している気がする。

 ちなみに、熊本名物は「からし蓮根」。病弱だったお殿様の健康食として考案された。蓮根の穴が細川家の「九曜(くよう)の紋」に似ていることも愛食された要因。

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京都・丹後のばらずし。酢飯の間にサバのおぼろが散りばめてある。ピンク色ではなく、茶色。それがおいしい!

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菜菜美ちゃん3年目

 今日でうちのデザイナーの菜菜美ちゃんが3年目を迎える。一年ごとに、「よくもったねぇ」とえっちゃんと二人で褒めてあげることにしている。だから、10月1日はみんなでランチをしに行くことになっている。

 今日は西原村のトンカツ屋「しん」で、えびカツとトンカツを食べてきた。おなかすいて食べる気満々で、ご飯は軽く2杯はおかわりできる!とふんでいたが、食べているとすぐにお腹いっぱいになり、やっと完食してきた。

 珈琲をサービスしてもらい、みんなで「明日に勝とうぜ!」と意味不明な気合いを入れて帰ってきた。昼からはお腹いっぱいで眠い。校正が山ほどあるけど、ちょっと一眠りしようかな。だから太るんだけど。あっ、菜菜美からジロリとにらまれた…。

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無事、3年目を迎えた菜菜美ちん。うちの母と仲良し。いつも、架空の彼氏の嘘話を母とかわす。えっちゃんも私も、「見栄はるのやめろっ!」とうながしている。

Jpg この人、えっちゃんもなかなか彼氏ができないな。意外とこの業界の女は、男のいないやつが多い、私を筆頭に…。

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もうしばらくはとんかつを食べなくていいほど食べた。ゲップばかり出る。

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