« イタリア?アメリカ? | トップページ | 取材ノート »

お疲れ気味

 ここんとこ、休みがないせいか、ひどく疲れを感じる。体力が減退すると心までもがだるくなる。もう若くはないのだな、とつい思ってしまう。
 とはいえ、そんなときも仕事をしている私。今日は久しぶりに原稿仕事はなく、そのかわり、取材のアポイント取りにせわしかった。

 来月、京都の芸妓さんや舞妓さんの取材をすることになった。あっちがOKでこっちがNG。なかなか日取りが決まらない。そこには、「京都の流儀」みたいなものがあって、置屋さんの取材ひとつにおいても、一見さんはお断り。だから、顔のきく料亭の女将さんやら有力者やらのコネが必要なのである。

 「京都はやっかいなところでおましてな。なんでも簡単にいかへんどすのえ。そやけど、一旦懐はいらはったら、なんて勘のいいとこやろ、と思うてもらえますのえ」
 のっけから、なかなか手強そうな女将さんだけど、一から勉強させてもらうつもりで、来月京都に入ることにした。

 母も一緒に行きたい、と言い出した。そういや、彼女を旅行に連れて行ったのは、春の金沢以来。一日目は仕事なので、2泊することにした。翌日はたっぷりと親孝行しようと思う。

 思えば、母と京都に通い始めたのは、今から20年ほど前だろうか。十数年は毎年一緒に出かけていたが、ここ数年は別々(私はもっぱら仕事だが)。
 久しぶりに親子水入らずで旅を楽しもうと思っている。だが、母はあさってから長崎へ旅行に行く。帰れば早々、お友だちと阿蘇へ一泊のプチ旅も控えている。「私よりスケジュールがキチキチじゃないの」と言うと、「あんたには負けとらけん」だと。一体何を競っているのだ。

 まずはともあれ、この疲れを完全に克服せねば。やることは山のようにある。甘いものを食べたくなって、クレームブリュレを買ってきて食べた。少し、元気が戻った。

Photo_2
『シェ・タニ』のクレームブリュレ。ケーキの中で一番好きなスイーツ。カリカリに焼いた表面が好き。食べたら、少し元気が出た。

|

« イタリア?アメリカ? | トップページ | 取材ノート »

コメント

京都。修学旅行の定番ですが、私も高校の時に行きました。
旅館での夕食後、舞妓さんの踊りを見ました。終了後、何の気なしにロビーにいたら、三味線を弾いていたお師匠さんが来られたので「写真を撮らせて下さい」とお願いしました。
「あきまへん」。
もう一度頼んでも同じ返事。理由を聞いてみると
「私は裏方です。撮るなら舞妓はんを撮ってあげて下さい」。
普段は厳しく稽古をつけているであろう師匠の『裏方』としての誇りとプライド、『主役』の舞妓さんに対する優しさを垣間見ました。
この師匠以来、『本当のプロ』には出会っていません。

投稿: ぽんぱり | 2009年11月22日 (日) 20時42分

<ぽんぱりさんへ>
 祇園の『一力茶屋』の先にある演舞場のことでしょうね。京都では「京舞」というのがあります。
 日本舞踊の演目、例えば「娘道成寺」などのような激しく派手な出し物ではなく、ゆっくりとたおやかに舞う踊りです。
 ゆえに、所作の美しさや感情の入れ方、間の取り方が大変難しい踊りです。三味線や唄の「地方(じかた)」さんや、踊りのお師匠さんたちの芸の厳しさはいかばかりか。
 華やかな世界の中で若い舞妓さんたちが体得するものは、芸のみならず。流儀、人間関係、美意識。私たちが希薄になっているものばかりですね。

投稿: かずこ | 2009年11月23日 (月) 09時06分

コメントを書く



(ウェブ上には掲載しません)


コメントは記事投稿者が公開するまで表示されません。



トラックバック


この記事へのトラックバック一覧です: お疲れ気味:

« イタリア?アメリカ? | トップページ | 取材ノート »